皆さんはどんな人が怖いと、あるいは不気味だと感じますか。私は笑わない人にそう感じます。言葉と並んで笑いこそが人間と他の動物を分ける大きな違いであり、笑わない人間には人間らしさが感じられないからです。
以下は、笑いの効能について少なくとも頭で理解してもらって、皆さんにも普段の生活に(もっと)笑いを持ち込んでもらえればと願って、笑いについてのハシディズムのある教えをまとめてみたものです。
笑いには、異なる視点から物事を見るために、予測可能性や日常性といった凝り固まった枠組みから私たちを解き放ち、私たちの心を開き柔らかくしてくれるという効果があります。
何らかの理由でストレスを感じている時は、その苦境から自分を解き放つ機会がすぐそばにあることに気づかないことが多くなります。そして行き詰まり、恐怖に襲われ、パニックに陥ります。さらには恐怖とパニックが大きいほど、問題の解決策が見えなくなります。そして最終的には、恐怖がさらなる恐怖を生み、徐々に冷静さを失い、まるで溺れているかのように感じ始めのです。
このような苦境から自分を解き放つ方法のひとつが笑いです。笑いは心を軽くし、ストレスや緊張の束縛を解いて、以前は障害と絶望しか見えなかった所に新しい可能性を見るために私たちの心を開いてくれるものです。笑いはまた、硬直した予測可能な現実から私たちを解き放ち、意識していたよりも多くの選択肢と可能性へと私たちを開いてもくれます。
ただし、ひとつ注意すべきことがあります。外見上は同じように見えても大きな違いがある、冷笑的で表面的な笑いと健康的で生産的な笑いを区別することです。冷笑的で表面的な笑いが、人生は無意味で疎外されたものだという腐食した感情を表現するのに対して、健康的で生産的な笑いは、現実の制限された認識からの解放感を表現するものです。誰かを笑うかと誰かと笑うかの違いと言い換えることもできます。