2025-08-15

ユダヤ流有意義な人生 第10章 慈善行為と富 その1 なぜ慈善行為をするのか

なぜ私たちは慈善行為をしなければいけないのでしょうか。確かに慈善行為は健全な人間社会の証です。しかしなぜ慈善行為をするのか、なぜ他人と分かち合う必要を感じるのかを理解しておくことも大切です。慈善行為、つまり本来私たちのものであるものを手放すということは人間の本質に反するものではないのでしょうか。

慈善行為の鍵は、それが受け取る側への贈り物であるだけでなく、与える側への贈り物であることを理解することにあります。私たちが食べ物・保護・愛情を必要とするのと同じように、私たちは与えられたものを分かち合う必要があるのです。慈善行為は物質世界を洗練されたものにするための最も単純でありながら最も深い方法のひとつなのです。

慈善行為によって、私たちは物質を精神化し、高潔な意図を実現することができます。すべての人が裕福であったり貧しかったりということがないおかげで、私たちも慈善行為を通して与えることができるのです。私たちが寄付するお金は、本当のところは私たちのものではありません。私たちが寄付することできるように、言ってみれば貸してもらっているのです。より多くのお金に恵まれた人は、より多くのものを与える機会と特権を与えられた人なのです。

ですから、慈善行為は謙虚に行わなければなりません。もし裕福な人が自分は他人に大きな恩恵を与えているのだと考えて傲慢に与えるなら、それは大きな間違いです。好意は自分に対して行われているのです。このことを認識しておくことで、慈善行為はより一層説得力のあるものになるのです。

PS: つながる