2024-10-23

どうやって心の平穏を得るか

「ユダヤ流何事にも動じない方法」という講座を先月9月と今月10月に行っています。ユダヤ流人生の知恵を味見してもらうために、8回の授業の中で特に実用性が高いと思われる2回の内容を簡単に文字にまとめて皆さんに紹介することにしました。今回はその1回目です。

1 何事も個人的に受け止めない

このためには、気分を害さないと決断する必要があります。自我の誘惑を断ち切るのです。実際のところ、私たちの多くは、意識するしないにかかわらず、気分を害するための方法を探し続けています。自我は自らが望むような形で世界が回っていないことを見ています。自我はそれに対して価値判断を下しています。そして自我はさらにそれを「問題」にしています。

代わりに、すべてをありのままに見るようにするのです。他人の振る舞いを自分が人生で行き詰まる理由にしてはいけません。

何事も個人的に受け止めないことを実践するための課題として、自分には批判的に思えることを誰かに言われた時のことを想像してみてください。この際に、すぐには反応しないで、一呼吸おいて微笑んで、息を吐きながら心の中で相手への愛と癒しを祈ってみてください。これによって、相手がますます批判的になってしまうという悪循環を避けるのです。

2 自分が常に正しくなければいけないということを手放す

そもそも、自分が常に正しい、勝ちたいと感じる必要はないのです。これが必要だと感じるのは自我の視点です。魂の視点からすれば、誰が勝者で誰が敗者かといった判断はない、つまり敗者など存在しないのです。私たちは皆同じ源から来て同じ源に戻るからであり、私たちは皆共に成長しているからです。

正しくあるべきことに執着しないようにすることで、この執着が人生を「問題」に変え葛藤を生み出すことを防ぐことができます。

自分が常に正しくなければいけないということを手放すことを実践するための課題として、誰が正しいか正しくないかの議論に巻き込まれた時のことを想像してみてください。この際にゆっくりと呼吸で相手にこう言ってみるください。「そんな風に考えたことはなかった」、「あなたの言いたいことは分かる」、「ちょっと考えさせて」、「私には難しいけど、あなたのことをもっと理解したい」と。つまり、対立の代わりに平和を選択する、あるいは議論への答よりも相手との間の愛のエネルギーを優先するのです。

3 もっとを手放す

自我は現状に満足することは決してありません。したがって、もっとという絶え間ない欲求を手放さないままにしておいたのでは、達成感を味わうことはなく、常にさらなる(そしていつまで経っても終わりのない)努力を続けることになるのです。

この方法を実践するための課題として、目的地に着いたからもうすることはないと思って、1時間行動してみてください。そしてその際に生まれてくる感情を観察してみてください。もう終わったという考えに対する抵抗はありませんか。まだやらなければならないことがあるのではないかという不安はありませんか。

もしあったとしたら、こうした感情にどう対処するのが一番いいのでしょうか。それはその感情と戦う代わりに、そのまま通過させることです。今のこの瞬間他に何もしないのです。さらには、満足感を得るためには、他の何も必要ないと認識するようにしてみてください。

4 褒め言葉も批判も同じようにとらえる

褒められることには両面性があります。褒められることは感謝に値する一方で、褒められることで得られる快感を追求することはかえってデメリットになることもあるからです。本物の愛を感じる代わりに、褒め言葉によって自分が特別な存在、重要な存在、あるいは「より優れている」と感じるのであれば、批判される時に感じるのと基本的には同じ不幸な副作用を生み出すことになります。

不幸な副作用とは、自分の中での比較です。自分はこうあるべきだと思い、こうありたくないと思うことです。

褒め言葉も批判も同じようにとらえることを実践するための課題として、誰かに褒められたら、次の3つのことを確かめてみてください。1)ありがとうと言えるかどうか、そして相手が送ってくれた愛と感謝の気持ちに感謝できるかどうか。2)褒め言葉は、相手が自分に愛を親切にも送ってくれただけであって、今の自分が偉くなったわけではないと思えるかどうか。3)褒め言葉を誰かと共有したいという衝動とその背後にある承認欲求がどの程度強いか。

5 自分の手柄にしない

これは外面的達成を内面的満足感に結びつけないことです。さらに別の言葉でもっと具体的に言い換えれば、1)自分の価値を高めようと、自分の業績に目を向けないこと、2)自分の業績に基づいて、自分を偉い人間、あるいは価値のある人間だと考えるのはやめること、3)自分の業績から得られる満足感は一時的なものにすぎないことを自覚すること、4)自分の業績とは本当は自分1人の手柄ではないことを自覚すること、ということになります。

自分の手柄にしないようにするためには、自分が何かを成し遂げたと思ったら、1)一息ついて、自分に微笑みかけ、感謝の気持ちを持つ、2)自分を通して起こった奇跡を目撃するために、完全にその場にいる、3)自分は器となったことを確認する、ということを実践してみてください。

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