教育とは生計を立てるための技能を学ぶだけではなく、人生そのものを理解することを学ぶことです。人生とは私たちがこの世に遣わされた使命を認識することです。
真の教育とは、人の心の奥底に届くものであり、吸収した情報を使って内面からより生産的になるように力を与えてくれるものです。教育とは、自分自身や友人、家族に真実の世界全体を感じさせ、自分の欲望よりも大きな善にコミットすることです。
このような理想を子供に植え付けることができて初めて、生き延びるための道具を教えることができるのです。なぜ教えるかがどう教えるかの先に来る必要があります。
つまり情報を与えることは教育の1つの単純な要素に過ぎないのです。真の教育、つまり人生の教育とは、子供たちに道徳的・倫理的な生き方を教えることであり、それが個人を支え、子供たちや次の世代のためにより良い世界を作ることにつながるのです。
教育についての個人的な補足と感想
教育とは知識を伝えるだけでなく、人生の知恵も伝える必要があると言い換えることもできるでしょう。知識と知恵の両方が備わっているのが理想的なのでしょうが、知識があっても知恵がない人よりも、知識はなくても知恵がある人の方が、本当に有意義な人生を送るためには有利な立場にあることを数年前から痛感するようになりました。
大学での定職を定年を待たずして辞めたくなったのは、少なくとも私が勤めていた学科では、知識は伝えても、知恵は伝わらないことを肌で痛感したからです。そして人生の知恵を伝えるこのオンライン私塾を日本で始めることにした次第でもあります。
ただ、お金を儲けることに直結しやすい知識の習得に比べて、お金を儲けることには必ずしも直結しない人生の知恵の習得に(も)身銭を切る人が日本でも少なそうなのはとても残念です。