2026-08-21

ハシディズムが教える人生の知恵 その12 悲しみ

普通私たちは「失敗」や困難といった経験をした時に悲しみを感じるものです。でも、悲しみによってこうした問題が解決するかというと、解決するどころか、諸々の否定的な感情に巻き込まれていってしまう一方です。

それでもなぜ私たちは悲しみに身を委ねてしまうのでしょうか。それは皮肉にも、悲しみは私たちを慰めてくれるからです。悲しみによって自分を可哀想に思い、それが慰めになるのです。

しかしこれには危険も伴います。それは、悲しみの状態にあると、私たちは一時停止の状態になってしまうからです。いやさら何をやっても無駄だと思い込んでしまうのです。そうなると、そもそも自分が無価値だと思ってしまい、悪循環に陥ってしまいます。

今度「失敗」や困難に遭遇された時には、このことを思い出して、悲しみに身を委ねないようにしてみてください。繰り返しますが、自分の「失敗」や困難を悲しんだからといって、状況は改善するどころか、悪化するだけだからです。

PS: つながる

2026-08-14

ハシディズムが教える人生の知恵 その11 喜び

おそらく皆さんもなぜ自分は幸せが感じられないだろう、そしてそもそもなぜ幸せを感じなければいけないのだろうとご自身に問われたことがあるはずです。

人生には色々な問題・困難・挑戦があふれているというのに、それがない子供と違って、自分が幸せでい続けるなんて無理だという答にたどり着かれたこともあるかもしれません。

たしかに、いわゆる幸せは外的要因にあまりにも依存しすぎています。いわゆる成功、つまり自分の願望が叶った時に普通感じるのがいわゆる幸せと言えるでしょう。

でも、これでは幸せでい続けることは難しいことは無理もありません。それの元になっている外的要因は移ろいやすいものだからです。

これに対して、外的要因には依存しない、魂の自然な状態としての喜びであれば、常に持ち続けることが可能です。喜びが太陽だとすれば、それを覆い隠している雲を取り除くか、雲がかかっている時でも、太陽は常に輝き続けていることを思い出せばいいからです。

そのためにはどうしたらいいのでしょうか。それは、宇宙は私たちの成長という究極のために私たちの型を押してくれているという信念を頭で理解するだけでなく、自分のものにすることです。皆さんのこれまでの人生の中でも、渦中にあった時には「失敗」としか思えなかったことが自分の成長の助けになったという経験は1度や2度はあったのではないでしょうか。

自分の人生経験にも根ざしたこうした信念を自分のものにできれば、人生で必ず遭遇する浮き沈みに一喜一憂することなく、常に喜びの状態でいることが可能になるのです。

PS: つながる

2026-08-07

ハシディズムが教える人生の知恵 その10 意志力

自分の目標を叶えるために、自分の意志力と行動だけでは叶わないことがあります。例えば、物を何個売るといったような、他の外的要因に依存した目標の場合がそうでしょう。

これに対して、自分だけにしか依存しない目標を叶えようとする場合、例えば、もっと忍耐強くなるとか、もっと思いやりのある人間になるとかといった自分の徳を高めようとする場合、基本的には自分の意志力があれば叶えることができます。

基本的にはと書いたのは、外的障害はたしかにないものの、自分の中で邪魔をするものがある場合、目標を叶えられないことがあるからです。

こうした内的目標を本当に叶えたいのであれば、しっかりと覚悟を決め、それの邪魔になるような他の願望は犠牲にする必要があります。例えば、もっと忍耐強くなりたいと決めたのであれば、ちょっとぐらいはあるいは今日ぐらいは自分を少しは甘やかしてもいいかという誘惑を断ち切ることです。

こうした誘惑を断ち切り続けていけば、それに対する抵抗力は確実に増していきます。つまり意志力を鍛えるためのいわば魂の筋トレということになります。そしてこれと並行して、なぜそもそもその目標を叶えたいのかという動機を再確認し続けることもこの魂の筋トレの強い励みにもなります。

PS: つながる