私たちは普通どうしても結果ばかりに目が行ってしまいがちです。そうなると、いくら頑張っても望むような結果が得られなかった場合、その努力は無駄だったと思ってしまい、ひいては落ち込んでしまうということになります。
しかし、「結果がすべて」というこの「方程式」は、肉体を介した経験を通して霊的成長を遂げることが本当の目的である「人生の旅」には幸い当てはまりません。
この目的のために一種の「バーベル」として機能する自我の抵抗、あるいは様々な衝動や誘惑を完全に断ち切ることはできません。結果よりも、そのために注ぎ込んだ努力の方が大切になるのです。最終目的地よりも旅自体が大切であると言い換えることもできます。さらには、旅自体が最終目的地であるとも言うことができます。
こうした衝動や誘惑との戦いは1回きりのものではなく、一生絶え間なく続くものです。1回勝利を収めたからといって、油断していれば、すぐに負かされてしまいます。
衝動や誘惑全体を完全に打ち負かすことは、私たちにとって非現実的な目標です。代わりに、それがたとえどんなに些細なものであっても、衝動や誘惑をその都度1つ1つ打ち負かし続けることが現実的な目標であり、ひいては人生の最終目的地であるとすら言うことができます。
こう考えれば、個々の戦いに仮に負けてしまっても、それで落ち込んでしまうということも避けられるはずです。逆に、個々の戦いに仮に勝ったとしても、油断は禁物です。