本当の自分の成長のために大きな目標を掲げたものの、そのせっかくの志を挫折させようとする「甘いささやき声」がすぐに聞こえてくるだけでなく、その声は日に日に大きくなり、結局あえなく挫折したという経験はおそらく皆さんもお持ちではないでしょうか。
なぜこうなるかというと、本当の自分の成長を遂げらては自我は困るので、自らの生き残りをかけて邪魔をするからです。こう考えると、なぜ掲げた目標が大きければ大きいほど、自我の抵抗が大きくなるのかも分かるはずです。さらに言えば、自我の抵抗が大きければ大きいほど、本当の自分の成長のためには正しいことをしているということにもなります。
それでは、自我の必死の抵抗を回避しつつ、掲げた大きな目標を叶える方法はあるのでしょうか。答はありますです。それはどういうものかと言うと、大きな目標をいくつもの小さな目標に分けて、それをひとつずつ確実に叶えていくのです。
例えば、大きな目標は叶えるのに1年、あるいはそれ以上何年もかかるようなものだとしたら、それに至るための小さな1歩として、1ヶ月、1週間、あるいは1日でできる小さな目標を立て、それを1つずつ確実にこなしていくのです。小さくても1つでも目標を叶えれば、それは確実に自信につながり、それがさらなる動機にもなります。
大きな目標には脅威を感じる自我でも、こうした小さな目標には脅威を感じることは普通ありません。個人的に気に入っている例えを使えば、カエルを茹でるのに、最初から沸騰したお湯に入れようとして逃げられる代わりに、最初は冷たい水に入れて、少しずつ熱くしていけば、カエルは自分が茹で上げられていっていることに気づきません。